『お母さん、おばあちゃんの側にいるけど。…3日間、お留守番お願いしてもいい?』 「う、うん。だいじょうぶだよ。おばあちゃん心配だし」 『おとうさんも、出張だから、一人だけど。多喜ちゃんしっかりしてるから平気よね』 お願いねぇ…、とお花が咲いたようなほんわか口調で母の電話が切れた。 明日から、土日だし…。特に問題ないけど…。 ガタッ 「8時前だな…。そろそろ帰った方がいいよ」 携帯を閉じた私の隣で、藤崎さんが立ち上がった。