次の日、私は目覚ましの音ではなく璃鶴の大きな声で目が覚めた。




なにをいっているかまでは、わからなかったから多分、1階から聞こえたんだと思うけど…
何を、騒いでるんだろう?




時計を確認すると、AM4:15とうつしだされていて、本当ならあと30分は寝れたんだ、とがっかりした。




私は昨日、あらかじめ決めていた服を着て、机に置かれた小さな綺麗な飾りがついている箱を開ける。




「おはよう、カル」




箱の中には丸くうずくまって可愛く眠るカルがいる。




起きないなぁ…




そう思って、私はそっと抱き上げて下げていたカバンのポケットにそっといれた。




そして、階段をゆっくり降りた。




そうすると、璃鶴はさっきよりボリュームをあげたもののまだ何かをわめいてる声が2階辺りで聞こえた。




何か、あったのかな?




まだ、ボーッとしている頭を必死に回転させる。




うーん…わからん。




そこで、考えるより行った方が早いと思い、2階から1階へ駆け下りた。