「かゎッ!?
うるさいッうるさいッうるさいッ!!
それに、あんはあんたじゃない。
ちゃんと名前がある!!」
彼女は可愛いと言われたことに
照れたのか、ほんのりと頬を染めた。
えッ…可愛いんですけど(笑)
ツンデレかッ!?
そんなことを思いながらも
話を続ける。
「わりぃ、わりぃ(笑)
岸本あん子ちゃん♪」
「気持ちわるい。」
彼女は顔を歪めて言った。
「えッ!!ひどくない!?
あー俺傷ついた。もう立ち直れん。」
「馬鹿じゃないの、
そんなずぶ濡れで。」
「ブッ」
俺は思わず吹き出した。
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