それから数分…
俺はあの場所で彼女を待ち続けた。




だが、何分たっても彼女が来る
気配がない。



そして今に至るというわけだ。





彼女の後でが、いつ頃を
意味するのか全くわからなかった。





その日の母ちゃんの面会は
その事ばかり考えていて、あまり
話すことなく時間が経った。




その次の日も、その次の日も、
あんパンの賞味期限が切れても
彼女が現れることはなかった。







それから6年の月日が流れた―――