時は遡って、二週間前。
今年の最高気温が日々更新されつつある中、生徒会は、普段と何ら変わらなかった。
夏休み直前に一学期末の定期テストが控えていることもあって、この時期は特に大きなイベントもない。
また色々と中途半端な頃で大きな問題が起きることもなく、平和で平凡、つまりとても暇な時間を過ごしていたのだ。
「え? 准乃介先輩って茶道部に入ってるんですか!?」
「そだよー。幽霊部員の鑑のよーな感じだけどね」
「幽霊部員に鑑もなにもないだろう」
話題は、生徒会役員の部活動、だった。
やはり彼らの知名度は新入部員獲得に効果覿面のようで、籍だけでも、と色々なところから声がかかるらしい。
もちろん誘われるまますべてに入部するわけにはいかないが、大体が一人一つ、二つの部活動を掛け持ちし、本当に時間が空いた時だけ出たりしているのが現状なのだそうだ。
「僕も演劇部にどうしてもって言われて、一応入ったんですけど……。まだ定期発表会も演劇部としては出たことないです」
「名前が目的なんだからいんじゃね? 俺だってバスケ部とかダンス部とか軽音楽部とか、色んなとこから声かかったよ」
「へぇー……聖先輩、結局どこに入部したんですか?」


