急いで扉を開けると、息を切らしたナオとヨリコが、シュンたちの前で膝に手を突いたところだった。 そして、二人が肩で息をしながら言った言葉に、耳を疑う。 「大変です!」 「ドアが……開かないよぉ!」 すぐに泣くヨリコを、困り顔をしたナオが宥める。 そんないつもの構図が成り立たない。 ナオも同じように、泣きそうな顔になっていた。 「ドアが開かない……?」 「どういうことだ!?」 ユカリの、ただでさえ白い顔が、さらに青白くなっている。 ナオが、顎を伝う汗を拭って、言った。