雑食系男子



「ほんっとコイツよくわかんねえ…」



スプーンで福神漬けをつつきながら大和がボソリと言った



「へっ?海原君何か言った?」



横から覗き込むように聞いた
(福神漬けの匂いを漂わせながら)




「お前が変な奴だって言ったんだよ!」


「ははっ、海原君面白いこというね!
俺はちょっと地味で根暗でオタクっぽい普通の男子高校生だよ?」


「どこがだよ!
っていうか、そのイメージはもう卒業したんだろ?」




ふふん、と大和が誇らしげに笑った
何故大和が喜ぶ