「ちょっと葵見てよ!
すっごい綺麗だよ!」


隣にいるのは麻友
彼女もすごいテンション
バシバシとあたしの肩を叩いている



「もう!
なんでそんなに冷静なの!?
いつものほうがよっぽど元気あるじゃない!」



今6時半ですよ、麻友さん


「そうだぞ、藍川!
外見てみろよ! 全然違うぞ!」


前の席から体を乗り出してきた大和
隣にいるのはバス乗って3分で酔い始めていた神崎


顔真っ青にして外を眺めてる


「きれいだよー……
藍川さんもー……
見てみなよー……」

今にも消えそうな声でいう神崎