筆箱をカバンから出し、意味もなくチャックを開けたり閉めたりしていた



「ねえ、藍川さん?」



「何?」



「今日、まひるちゃんのお迎え一緒に行ってもいい?」





机に寝そべりながら上目使いでコッチを見る
その姿がかわいすぎて、筆箱を持っていた左手が緩み机の下に落としてしまった



「こ、断る理由もないしイイけど?」