「葵(アオイ)ー」

「はーい?」

「アイス食べ行かない?」

「お、いいね!行く行くー!」







まだ5月だっていうのに蒸し暑い教室、制服のボタンをもう一つ開けてパタパタしながらカバンを肩にかけ廊下に出た



私は藍川葵(アイカワアオイ)
自分で言うのもなんだけど、クラスの中では人気者のほうだ