ポワワァァン… 「今はまだ知るときじゃないわ。」 そんなお母さんの言葉を最後に意識が飛んだ。 莉亜にとっては随分眠ったように感じたけど、 現実世界でそれは、一瞬の出来事だった。 「莉亜!今までの話、聞かせてちょうだい?」 「うん!えっとね~…」 あたしは、この6年間であったことを たくさん話した。 お母さんと話すのは、久しぶりなのもあって とても楽しかった。 「ねぇ莉亜!久しぶりにお母さんが淹れたはちみつレモン飲まない?」 「飲む!めっちゃ好き!」 「ふふっちょっと待ってね♪」