【或玖side】





嘘、だろ…?


大丈夫になったんじゃない、のか?




らん《空の力全部使って、毒がまた体にまわったのよ!!私じゃどうにも出来ない!救急車呼びなさい!》



「わ、わかった!」




そう言ったのは、寧子。


他は全然動かない。


それは、俺も同じだ…。




「すぐ来るって!って、みんな!今のうちに天使は天界、エンジェルはどっかに隠れてて!この場に残るのは、うちと莉亜とさくらと理律と陸久と王龍と女王と魔王と妖狐だけにして!!」




寧子のその言葉に、


天使やエンジェルたちは


動き出した。



俺らはまだ動こうとしないし…


真白たちはどういう状況かも


見えてないしな。