「り…双海の席は窓側の一番後ろな?」




え!嘘!?


莉亜の席うちの後ろだし!


ラッキー♪



がたん


「あの~あなたも族入ってるの?」




あたしの後ろで音がしたと思ったら莉亜が話かけてきた。


やっぱりね~


だって莉亜、席に着くまでずっとあたしの事見てるんだもん。


絶対あたしがエンジェルだって気づいてる。


ほら、今だってあたしが族に入ってないってのを


確信した目で聞いてくる。




「ううん!うちは頭脳でこのクラス入ってるの!莉亜もでしょ?」



「うん。あたしも頭脳だよ。友達にならない?」