王子理律はさくらの前の席。


うちの2個前か…。


絶対、莉亜には指1本触れさせないんだから!!




「寧子…どうしたの?怖い顔してるけど…。」



「ん?あっ…なんでもないから。気にしないで。あと、理律には近づかないで。」



「えっ?なんで?あたしのいとこだって言ってるし…知らないけどね。」



「怪しすぎるでしょ。絶対莉亜に近づいてくるから…お願い、莉亜。」




どうせ戦うことにはなるだろうけど…


そのときはみんなで戦おう。


莉亜と2人っきりにはさせないから!