「あら、もうこんな時間!?そろそろ帰らないとやばいわよ!」



らん《やばいわね…寧子、莉亜を起こしてちょうだい。》

るか《えっなんでやばいの?ってか、莉亜って寝てるの?》



「私が眠らしてるのよ。記憶を消す術を2回も使ったから、体に負担がかかってるのに…莉亜って無理をする子だから。」



「莉亜のことは、うちがいるから大丈夫です!それより、何がやばいんですか?」



「そうよ!今、4時半でしょう?陸久は毎朝6時には起きるわ!ここから莉亜の部屋に帰るまで人間世界では1時間半かかるわ!ぎりぎりよ!」



「はぁ!?やばいって、それ!早く莉亜起こして帰らないと!!」




あっ!らんが莉亜が寝てるって分かったのは、


パートナー通しは『テレパシー』みたいなので


お互いの場所や何してるかが分かるからなの!




ガチャ


「莉亜!帰るよ!陸久が起きちゃう!」



「ん~寧子?もうちょっと~」



「らん!何とかしなさいよ!」