【アンリside】


莉亜が私のベッドで寝ている。




「莉亜、ちょっとの間寝ててね?私はサンに話をしにいくから。」




もちろんその言葉は莉亜には届いていない。


寝ているのだから…。


そして私は部屋を出て、


サンたちがいるであろう部屋に向かった。



ガチャ


「サン、らん、るか。話は終わった?」



らん《杏里、今終わったわ。》

るか《寧子には全部話したよ。》

「………」



そのために3人?を外に出したんだもの。


そうでなくちゃ困るわ!


それにしても…




「あら!サンの名前は“寧子”っていうのね!梓(アズサ)らしい名前だわ!」




本当、梓らしい…


梓は猫が大好きだもの。