「まあ、その飛ばした神様は天界で死刑になったけどね」

「……私は…」

「大丈夫、君の交換条件は僕が払うから」

「………」
「楽しませてくれるお礼さ」

そういい、にっこりと笑う神様。

「今から君を向こうの世界へ飛ばす、なんの此方と大して変わらない世界さ。向こうに行けたら生活には何不自由なくする。さぁ、目を閉じて、」

私は静かに目を閉じる。

「もし、1ヶ月以内に殺せなかったら?」

「……その時は、君が死ぬだけさ」

光に包み込まれ、私は憎しみと決意を胸に意識をゆっくりと飛ばした。

























「…滑稽だな、人間って奴は」