やっぱり世界が違うっていうのかな...?

私には“ともだち”っていう存在は出来ないのかな。


私は少しずつ繭ちゃんと三条くんを避け始めた。
繭ちゃんが
「一緒に帰ろ?」
って優しく声をかけてくれても私は急いでるからと避け続けた。
そんなことをしてはトイレにかけこんで我慢していた涙を流していた。

そんな毎日が一週間くらい続いたある日いつものようにトイレにかけこんだとき
こんな声が聞こえた...
「繭ってさぁ~案外嫌われてるのかもよ!だってアイツと仲良くするなんてキモすぎ~ww」
「そーだよねー!あんなやつと一緒にいるとか繭頭狂ってんじゃね?」

とかいいながら笑ってる。
私は我慢できなかった。
私のことを言われて笑われるのはまだわかる。
だけど何の罪もない優しい繭ちゃんのことを悪く言うなんて信じられなかった

だからトイレのドアを思いきって開けた。
そして悪口を言ってた女の子たちの元へと足を進めた

すると。
「うっわ!近づかないでくれる?」
といいながらキャハキャハ笑ってた...

我慢できなくなった私は
「さっきのこと弁解してください!まゆちゃんは何も悪くない!」
自分でもびっくりするような大きな声を出して叫んでいた。
すると周りがざわつきはじめた。
たぶん私のことを言われているのだろう。

「はぁあ?なにいってんのアンタ!?」
「だから弁解してください!って言ってるんです。」

「ふざけんなっ」
って言われついでに突き飛ばされた。


そしたら目の前に...