「おはよ」 パシンと誰かが あたしの背中を 軽く叩いた。 「…はよー」 その誰かに あたしは軽く 挨拶すると ちょっと歩くペースを あげてみた。 「みやー、酷いじゃん。 久しぶりに会ったんだから もっと優しくしてよー!」 「はいはい」 この子はあたしの 一番の仲良しの 山下弥衣[やましたみい]。 そして今日から高校二年生にあたし達はなる。 「そうだ!」 もう学校の制服をきた人たちが あたし達と似たような ペースで沢山歩いていた。 「何?」 「あのね! 今日、転校生が 来るんだって」