大きな穴が開いていた。


そうとう深い穴のようだ。


俺は持っていたマッチを擦って穴に落とした。


すると下に落ちていき、やがて炎は小さな点になって地下の床に落ちた。


一度降りたら戻れそうにないなと少しためらったが、行ってみる価値はあるだろうと思い、俺はその穴に飛び込んだ。