「はい。私は今まで恋をしなかったのは、いえ、興味がなかったのは、兄達を見てたからです。

実の兄も本気で愛せる人を見つけるまで、女に興味がなくて・・・。

きっと今の兄達を見ると信じられないと思います。

だから私も本気に愛せて愛される人にしたいって思ってて・・・」

「俺もモテないわけじゃないんです。だけど、自分だけを愛してくれる人がいいと思ってました。

外見だけではなく、内面的も・・・」

「ほんとそうですね。ねぇ、源さん。源さんの息子さんと付き合ってもいいですか?」

仏壇に問いかけた。

「きっと爺ちゃんは、喜んでくれると思いますよ。

なんせ、爺ちゃんが選んだんですから」

「よろしくお願いします」

返事し付き合うことになった。