「助かるだろうよ」

「叔父さんに親父が訊いたようで、考えてやれって。

それでこの方法にした。

個室は親父の提案だから・・・」

部屋に戻り『書類です』と渡すと、ちょうど来た看護師さんに渡した。

しばらくして斗真兄と竜兄は帰って行った。

「彼等が来て、急に部屋を変わるってなって、驚いたよ」

「下で聞いてきたら、いないから・・・」

「明日は、来なくていいからな」

「ううん。ちゃんと来る。もう休むって伝えたから」

「そうですよ。2人で来ますから・・・」

「悪いな」

しばらく病室にいて、柚と帰宅した。