数日後の夜。

ピンポーンとチャイムが鳴った。

萌佳が出ると『いらっしゃい。十也さん』と聞こえた。

十也さんがどうした?

「すみません、夕食中に」

「十也さんは食べたの?」

「いえ、まだ」

「食べて、話はそれからですね・・・斗輝」

「あぁ、萌佳」

先に夕食を食べ、親父達が部屋に行き、恵も行かせた。