「まぁまぁ、兄貴、もう少し時間やれば」

「しゃあないな。柚ちゃんとも楽しめ。

今夜は卒業暴走と打ち上げだろ?」

「あぁ、それは、週末にやったんだ。

そこで、俺から吹雪に総長は渡したし、3年は引退した」

「柚ちゃんの事は、どうするんだ?」

「あと2年は、龍王のクラスに置いてもらうんだ。

あいつ、頭はいいから・・・。

吹雪が守ってくれるさ。校内はだけどな」

「兄貴、俺からも十也さんに頼んでおくよ」

「それがいいだろうな」

朝食を食べると、響と学校へ向かう時、柚ちゃんの家に寄った。