親父達も楽しそうだな。

傍に居れば、冷やかせるのも・・・。

だが、兄達も溺愛してるのは事実で・・・。

「竜、寧々抱いてて」

彩音ねぇが、チビちゃんを竜兄に渡した。

なんやかんや言っても、彩音ねぇは母親なんだよな。

「どうした・・・響」

考えてて、ボーっとしてたようだ。

「何か、いいなって思って」

「「「ん?」」」

「永遠兄も斗真兄も竜兄も、家族がいて」

「「「ブッ、どうした?」」」

いつか、俺も柚とって力強く思った。

お袋のとこの子供も4年経って、幼稚園に入ったもんな。