いつまでもニヤニヤしていて

「1人で抱えず、斗真や竜に相談してみろよ」

「はい」

返事して、理事長室を出た。

放課後、『吹雪、ちょっと出かけるから』と告げ、斗真兄と竜兄の会社に向かった。

受け付けで繋いでもらって、エレベーターに乗った。

ガチャ。

「珍しいな。響が急に来るとは」

「2人に相談があって」

2人に話すと『初恋か』って。

「それで、どうしたいんだ?まずは、告白してからだが・・・」

「そうだな、響の気持ちを相手に伝えないと」

兄貴達も初恋をモノにしてきた。