花の両親にも報告して、入籍して花の部屋は解約して引っ越してきた。

1階の奥の部屋を改装して、俺と花の部屋をリフォームした。

それまでは2階の部屋が俺達の部屋だった。

「望、ありがと・・・幸せだよ」

「明日も仕事だろ・・・寝よう」

「「おやすみ」」

花は介護の仕事をしながら、恵の世話も完璧だった。

花に病魔があるとは思わずに・・・。

お得意様などを呼び、お披露目もした。

何もかもが順調で、皆が穏やかに過ごし始めた矢先だった。

「花、ただいま」

「お、おかえり」

帰宅した花が元気がなかった。