ご両親も望も息子達もが、花ちゃんを慕っている。

私だけが取り残されている。

望を取り戻せてなかったのかな・・・私。

『響君、龍王の総長になるんでしょ?』

『うん、花ねぇ。頑張るから見てて』

『いいよ。斗輝兄ちゃんみたいになってね』

夕食時に話す息子達に複雑な気持ちだなんて誰も気が付かないのだった。

end