「今日は帰ろうか」 優しい顔をした遠藤が言う。 目が鋭いのを真代は気付いていたが 恐怖のあまり頷いていた。 2週間前のことだった。 いじめが始まったのは6月半ば。 最初は軽いものだった 下駄箱から靴が抜かれていたり、 教科書を隠してみたり、と。 ある意味可愛いものだった。