「うぅーん?今何時?」

私は窓の外を見た。

すっかり真っ暗になっていた。

私はベットから起き上がろうとした。

でも誰かに腕を捕まれた。

「ちょっ星賀!何すんのよ!」

何を言っても何も答えてくれない。

「起きてっ。星賀起きてってば!」

そのうち私の腕を掴んでいた星賀の手は私の腰にまわってきた。

「キャッ!な・・・・何すんのよ!」

「愛樹?何照れてんの?うーわぁー俺を意識しちゃってる系?」

「こんなことされて照れない人いないでしょ!あと、星賀は恋人としては見れない!絶対にね。」

言って私は後悔した。

何で私はすぐに向きになって素直になれないんだろ。

こんなに星賀の事が好きなのに。

星賀の家で一年間お世話になるってきいたときも飛び上がりたくなったくらい嬉しかったし星賀と同じ部屋って聞いたときも最高に嬉しかったのに。

これからは少し素直になろうと決めた私を星賀の次の一言で砕ける。

「付き合ったことないやつが言うなっ。俺もだけど。俺の事が恋人として見れないっていったけど恋人になったことないのによく言えるなっ。」

「そっそんなのすぐに彼氏の一人や二人作れるしっ!しかも、星賀は友達以上になれないって言ってんの!分かる?」

「じゃー試してみよう。」

「はぁー?どうやって?どうしても無理だって。」





次の言葉がすべての始まりだった。

『俺と付き合ってみる?』