君がここに居たこと~初恋の奇跡~




















「 ・・・・・・・・ッ 」







酷い痛みに、涙なんか出ない。
俺に抱きついて泣く繭の
手や服は”真っ赤”だった。








それはきっと、俺の血だ。








繭が泣いてる。
ごめんね、と
死なないで、と
何度も何度も言いながら








全身から力が抜けていくのを
感じながら、俺はそっと目を閉じた。