『 本当だよ。
  じゃあ、おやすみ、繭 』


「 ・・・・うん、おやすみ 」




初めて話した人。
初めて聞いた声。




それなのに落ち着いて
こんなに安心している。




──────────・・変なの。




そのことを深く考えるよりも先に
私は深い眠りに落ちていた。