「場所、わかるの??」 ミストがたずねる。 「ああ、どうやら 敵を一定数倒すと 脳内に地図が浮かぶ 仕組みらしい」 カエンは・・・ まだ迷っていた。 このままでいいのだろうか?? アイツを ぶん殴ってやりたい。 そんな衝動が起こる。 しかし、今は 逃げるしかない。 左手にある大切なモノ。 これだけは 死んでも離せないから・・・ 「いくらアナタでも 女の子抱えてたら その程度なんですね」 不意に女の声が響く。 「だ、誰なの!?」