「だからやらねぇって
言ってんだろ!!」


強烈なボディブローで
トードが床にうずくまる。


「うぴゃ!!
生きてたの!?カエン」


泣いてるのに笑ってる
つくづく変なヤツだ。


「てめー頭にカノンが
めり込んだのに
よく平気で寝てられるな」


ハゼル・・・やりすぎ。


「元はと言えばカエンが
悪いだろ??ミストが
起こしに来たのに
起きないし」


ミストが!?
悪いコトしちまったな・・・。
てかセイト
見てないで止めろよ。

一息ついて俺は言った。


「変な夢見てたんだ
嫌な予感がする・・・。」


「あぁ的中してる。
お前この前ぶん殴った
いっこ上の高二の先輩が
血眼で探してるってよ」


゚゚(Д;)!?

それは一大事だ。

めんどくさいコトには
首突っ込みたく
なかったのに・・・。


「仕方ねぇ、逃げるか。」


みんなで笑いながら
教室から飛び出し
急いで魔輪車に飛び乗り
魔力を込める。






こんな日が
いつまでも続いてほしい

いや
続くと思っていた・・・。