「で、そいつ来年の春に出所するんだ」
「そんな……!」
来年はもう中学生だ…
俺が麻遊を守れるかわからない
「だから今日家に帰ろうとしたんだが……
帰れなくて」
きっと、暁斗さんの心は麻遊に対する罪悪感でいっぱいなのだろう…
「…暁斗さん」
「ん?」
「今からでも遅くないです
麻遊のところに帰ってください
……たぶん、あいつ会いたがってると思いますから」
たった一人の兄に会いたくない妹はいないと思う
口には出さないけど寂しいはずだ…
暁斗さんはふっ…て笑って
「遥翔くんありがとう
…これ俺の番号だから、なんかあったら連絡して?」
じゃあな。と暁斗さんは暗くなり始めた公園から姿を消した

