「…//ん」



もう我慢できないのか腕で顔を隠した




「ははっ、ほら行くよ!!」





腕を引っ張り、教室への歩みを再開させた










ガラっと教室の扉を開けると一斉に全員があたしたちを見た




「あー、お前ら!!



今まで何やってたんだ!!
神田、五十嵐…何があったとか俺にはわかんねぇ。


もしかしたら、授業より大事な事かもしれん

そしたら、俺に言ってからサボれ!!
俺が許可する!!!


だが!!もしもなんかあった時の話だからなー」





最後にニッって笑って言った吉岡





教師がこんな事言っていいのか?



って思いつつ




「先生、ありがとう」




この人なら大丈夫って思った






「お、う…//」



「あ、おい吉岡!!麻遊の笑った顔見て赤くなるんじゃねぇ!!」




「…お、れはっ、別に///」


そう言ってさらに顔を赤くした吉岡



あたしにはその理由がわからなかった