「じゃぁ、奈津美、ばいばーい。」 「またね。奈津美ちゃん。」 二人の背中に軽く手を振って、 私は、自分のお迎えが来ているであろう駐車スペースへと向かう。 これでも、立派なご令嬢なのだ。 でも、今日は建志君と話せてよかったなぁ。 やっぱり、声も仕草もすてきだった。 見てるだけで目の保養っ。 あの、甘い声で話されるとどんなことでも許せちゃいそう。 あぁ。 私も誘ったら、 デートしてくれるかなぁ。 なんて思いながら、学校を後にしたのであった。