ん…?

あっち側に

見たことない

男の子と女の子がこっちを見ていた。

誰だろう…?

「どぅしたの?」

『ううん。なんでもなぃ☆行こう!』

「うん!」

私たちは屋上を出た。

ガチャ

「今の聞いた?美能留。」

「あぁ。晴妬先生の事が好きみたいだね。」

「渡さないわ。晴妬先生は私の物だもん。」

「相変わらず独占欲強いなぁ。美紅は。」

「美能留。手伝ってくれるわよね?」

「もちろん。今回は面白そうだし。」

私は気づいていなかった。

私に黒い影が近づいていることに…。