禁断の果実


私が校門を潜ろうとすると、

後ろから肩を叩かれて

「おはよっ!雪希唖♪」

琉猪くんが声をかけてきた。

『おはよ。』

「教室まで一緒に行こっ。」

『うん。』

「もぅすぐ体育祭だよなぁ♪」

『だねぇ。』

「雪希唖って足速いよなぁ」

『そぅかなぁ?』

「一年の頃から思ってた♪」

『私の事知ってたの?』

「この学校で雪希唖の事知らない人なんていないぞ?」

どぅいぅ事?

頭に?マークを浮かべていると、

「入学式の時から雪希唖は人気者だぞ?」

そぅだったの?知らなかったなぁ…。