俺は車に乗り、家に帰った。

桜の花びらが舞い落ちている。

雪希唖は今日母親の葬式に行くのか?

ガチャ

ドアを開けて家の中に入ると

制服姿の雪希唖がいた。

『あ…先生。』

「…今日葬式行くの?」

『ううん。もぅあぃつに関わりたくなぃから行かない。』

「そっか。…朝ごはん作るね。」

『うん。ありがとぅ。』

雪希唖に聞きたいけど聞けない。

昨日なんで泣いていたのか…。

『あっ♪先生ちょっと来て?』

「うん?」

どぅしたんだろぅ?

『ちょっとしゃがんでくれないかな?』

「こう?」

『うん♪・・・はぃ♪』

雪希唖は俺の頭についていた

桜の花びらをとっていた。

ドキッ

雪希唖に触られた頭が暑い。

胸がドキドキする。