でも…

一つだけ

この部屋で浮いている物があった。

それは、ピンクの枕。

これも彼女さんのでしょ…?

どぅして私を苦しめるの…?

先生は気づいてないと思うけど…。

ズキッ

ズキッ

胸の痛みが治らないよぉ…。

ガタン

お風呂で物音がした。

先生はお風呂に入っているんだろぅ…。

もぅ寝よう…。

これ以上起きていても

辛いだけだよ…。

私はベッドに入ろうとすると、

ベッドの横の棚の上の写真が

目に入った。

よく見ると、男の人と女の人が

仲良く写っていた。

男の人は先生だから、

女の人は先生の彼女だよね…?

ポタッ

写真に水滴が落ちた。

涙が止まらない…。