私が固まっていると

「…どぅした?」

『……ううん…。なんでもなぃ。』

私はゆっくりと

ココアを飲み干した。

時計を見ると

23時だった。

「そろそろ寝るか…?」

『ぅん。』

「雪希唖はベッド使っていいぞ?」

『え…。いやっ私がソファで寝るよ。先生がベッドで寝て?』

「俺はいいから、雪希唖がベッドを使え。分かったか?」

『…ぅん。』

先生は時々ドSになる…。

「寝室はあっちだから。」

『わかった。おやすみなさぃ。』

「おやすみ」

ガチャ

私は寝室のドアを開けた。

真っ暗で何も見えない。

電気をつけると…

やっぱり白と黒で統一されている。