雪希唖は風呂に入っている。

俺は、今ご飯を作っている。

琉猪の言葉が頭から離れない。

スーパーで琉猪は

確かにこう言った。

≪本当は雪希唖の事好きなんだろ?≫

この言葉が頭の中を

グルグル回っている。

俺は、雪希唖が好き…?

いやいや…

雪希唖は

俺のクラスの生徒だぞ…?

好きとかじゃなぃだろ…。

はぁ…

雪希唖の笑顔が頭から

離れねぇ…。

雪希唖の高くて綺麗な声も

頭の中に残ってる…。

俺は…

俺は…

俺は…

雪希唖が好きなのか…?