禁断の果実


「家まで、送るよ…。」

『ありがとぅございます。』

今だけ…

今だけ幸せなままで居らせて下さい。

家の前についた。

まだ、一緒にいたかったな…。

だめだ…!

欲張りになっちゃ駄目!

私は生徒!

ただの生徒!

「じゃまた明日な♪」

『はぃ。ありがとぅございました…。』

先生は行ってしまった。

麻璃嘩には言おうかな…。

私が先生に恋をしていると言う事。

家庭の事。

本当の事を言おう…。

私は携帯を開いた。

着信全部

麻璃嘩からだった。