禁断の果実


「今までこんな事はなかったらしぃ…。麻璃嘩が探すの手伝ってほしいって…。」

「わかった!俺、雪希唖の家周辺探してくる!」

「あぁ!よろしく!妃の家は〇〇〇だ。なんか分かったら電話してくれ!」

「おぅ!」

あれ?

でも、雪希唖は今日

琉猪と帰ったんじゃなぃのか?

胸の鼓動が速くなり、

冷や汗が出る。

俺は急いで学校を出た。

雪希唖の家は学校から近い。

だから、車に乗らないで走った。

周りを見渡しても雪希唖の姿はない。

とうとう雪希唖の家の前に来た。

ピーンポーン

俺はインターホンを鳴らした。

何分待っても、ドアは開かない。

家にはいないのか…。

じゃあ、どこにいるんだ…?