禁断の果実


「せっかく来たんだし、本読もうよっ♪」

なんで、私なんかを

誘うの…?

まぁ、暇だしいっか。

『うん。』

ガラガラ

中には人気がないから

誰一人いなかった。

「ちょっと来て。」

私は、美能留くんに引っ張られながら

図書室の奥に入って行った。

どぅしたのかな…?

美能留くんは立ち止まり

「雪希唖ちゃん…」

『なに…?』

「俺さ、初めて見た時から雪希唖ちゃんの事が好きだった。俺と付き合ってくんなぃ?」

は?

これは、告白…?

『ごめんなさぃ。私は好きな人がいるから。』

「やっぱりなぁ…俺、雪希唖ちゃんの秘密知ってるよ?」

『え…?』

「先生と暮らしているんでしよ?」

え…

なんで知ってるの?

もしかしてのもしかして


バレた………?