『からかってますよねぇ?』

「いいやぁ♪」

キーンコーンカーンコーン

「じゃあ、授業頑張れよー」

ガラガラ

先生は教室を出て行った。

大好きな背中…。

「昼休み」

『えっ?』

「図書室案内して?」

『わかりました。』

「雪希唖ーーーっ(泣)助けてっ」

『麻漓嘩!どぅしたの?』

「隣のバカうるさい…。」

『あはは(笑)頑張れっ♪』

「雪希唖はいいなぁぁ…。」

『麻漓嘩は教壇に近いからいいじゃん…。』

「あ…ごめん…。」

『大丈夫だよっ♪どうせ結ばれないしっ♪』

「雪希唖…」

キーンコーンカーンコーン

三時間目の始まりのチャイムが鳴った。

麻漓嘩は自分の席に戻っていた。

はぁ…

辛いのは、最初から分かりきってる事じゃん…。

私が先生に恋をしたのが悪いんだよ……。

あっという間に授業が終わり、

今はお昼ご飯タイム。

食べ終わったら、美能留くんに

図書室を案内しなくちゃ。

今は麻漓嘩と教室でご飯を食べている。