彼の描く世界



しばらくそうしていると

だんだん辺りは
暗くなってきた。



「もうそろそろ帰るね」


そう言って立ち上がって
スカートに付いた芝を払う。


「気をつけて帰れよ」


「うん」

これが、彼があたしに見せる唯一の優しさ。