彼の描く世界



「別にある訳じゃないけど。

高校生の時にもらったの」



「美術部に彼氏でもいたんだ?」

「そんなんじゃないって。

何、何、妬いてんの?」

「別に」


笑いながら、隣に座ると彼は照れた様に顔を背けた。