おさななじみ

「何で好きな子が泊まりに来たのに、僕んちに泊めてくれとかいうかな~。ホントチキンだなー、洸輝は」

自販機から出てきた缶をシンはこっちになげてよこした。

雨はまだ降り続いていて、放り投げられた缶は水滴がついていて、ちょっと滑った。